
「シックスパックを手に入れたいんですが、ピラティスでできますか?」
そんな質問をよくいただきます。
結論から言うと、可能です。
実際に私自身も、腹筋を割ろうと思ってはいなかったのですが、いつのまにか割れていました!
ただし、ただ動いているだけでは割れないのも現実。
“ピラティスらしいアプローチ”で割れた腹筋を手に入れるコツをお伝えします。
はじめに
腹筋を割る=シックスパックをつくるには、
- 体脂肪率を落とすこと
- 腹直筋だけではなく、4つの腹筋群を鍛えること
- 腹筋だけを鍛えると身体のバランスが悪くなるため、背筋群もバランス良く鍛えること
が必要です。
ピラティスは見た目の筋肉を大きくするのではなく、インナーマッスル(深層筋)を整えて姿勢から美しいラインをつくることを得意としています。
覚えておきたい3つのポイント
1. 腹直筋は「氷山の一角」
割れて見えるのは表層の腹直筋。でも、その下や周りにある 腹横筋・腹斜筋 をバランスよく使わないと、きれいな縦ラインは出ません。

2. ピラティスは“コアの動員”が最優先
ここでいうコアとは、体幹部のインナーマッスルユニットのこと。
主に 横隔膜・骨盤底筋・腹横筋・多裂筋 の4つを中心とし、それに付随するいくつかの筋肉をまとめて「コア」と呼びます。
コアは「パワーハウス」とも表現され、骨盤や腰部を支える大黒柱。ここが抜けると、腰痛・背骨のバランス崩れ・骨盤の歪みへと直結してしまいます。
だからこそ、コアの動員を正しく行った上での腹筋運動は別格。
表面の腹直筋だけでなく、深層から支えられることで、結果的に腹筋のラインもより早く、より美しく浮き上がってきます。は揺るがない」状態をつくることで、確実にお腹を鍛えることができます。
3. 体脂肪との関係
どんなに鍛えても脂肪が覆っていたらシックスパックは見えません。
食事・睡眠・呼吸習慣とセットで考えることが大切です。
Kaoru先生からのアドバイス
「腹筋を破る」と聞くとハードでストイックなイメージがあるかもしれません。
でも、ピラティスの魅力は腹筋を割ること以上に、“姿勢美と巡り”を育てられることです。
シックスパックはあくまでオマケ。
まずは呼吸と体幹を整え、自分の骨格に合った美しいラインを目指しましょう👑