ヨガインストラクターの私が“ピラティス”を始めて変わったこと

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子供の時からダンスを始め、現在ヨガ歴10年!身体を使うことには割と自身があった私がピラティスを始めて気づいた身体の感覚と、変わったことをご紹介します。
ピラティスを始めたばかりの方、始めてみたいと考えている方の参考になったら嬉しいです。
ここではあくまでマットピラティスについてのお話を書かせていただきます。

ピラティスとヨガの違いを知りたいという方にはこちらの記事もおすすめ!

1〜3回目ぐらい=思ったより“ピラティス”ってキツい!

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ピラティスやヨガは大手ジムでは「マットレッスン」、「調整系」として同じように扱われることがとても多いです。ピラティススタジオでヨガレッスンがあったり、ヨガスタジオでピラティスレッスンがあったりと「同じようなもの」として認識されがちですが、実際にやってみると全く違うものです。

ヨガに慣れている人からすれば、ピラティスの方が動きは小さく、全身を使う気持ちよさやダイナミックさは少なく、地味な筋トレのように感じるのではないでしょうか。

初めてレッスンを受けた時には「こんなにも腹筋、足りてないのか・・・」と私自身も意気消沈。1時間のレッスンに集中するのも大変なほどでした。エクササイズを覚えていない3回目ぐらいまでは何をやっているのかもよくわからないしなんかきついという思いでやっていました。

実際、ピラティスにハマれなかった、続かなかったという方って、10回も受けずに辞めてしまう方も多そう、という印象です。

4回から7回=ちょっとずつわかってきた

ハンドレット

エクササイズの名前と動き、呼吸が少しずつ一致してくるのが4〜7回目ぐらいではないでしょうか。人によっては覚え始めるためにもっと時間がかかることもあると思います。

ピラティスに必要なのは「内観」なので、「動き」や「呼吸」に思考が囚われている間は本来の効果は得られにくいと思っていいでしょう。ピラティスを3回程度受けても「効果を実感できない」というのは当然のことなのです。

初めて真の効果を感じられるのはエクササイズを覚えてきてからと覚えておいてください。

8回から10回=違いに気づく

graceful woman performing variation of setu bandha sarvangasana yoga pose

4回ぐらいからやっとエクササイズを頭と身体が覚え始め、そこから初めて内観に以降することができます。あらかたの動きを覚えたら、身体の中で何が起きているのか、エクササイズで何が求められているのかを身体で感じていく段階。
私はこの辺りからレッスン終了後だけではなく、日常の感覚まで変わってきました。
また、初めはきついと思っていたエクササイズも、10回あたりから身体が軽くなり次の難しいエクササイズにチャレンジできるようになってきます。

ピラティスはまず、30回受講を目指す

ピラティスを作ったジョセフ=ピラティス氏は自身のエクササイズについてこう述べたそうです。

10回で気分がよくなり、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる

ジョセフ・H・ピラティス

彼は著書“YOUR HEALTH”の中で「価値ある努力が身を結ぶには忍耐と粘り強さが不可欠だ。」
「どんな状況でも自分との約束を守ることで初めて違いに気づき、身体を変えることができる。」とも述べています。

1回から3回程度で得られる効果というのは続かないもの。習慣化することで初めて効果が効果として定着する。ピラティスを始めるならまずは30回の受講を目指してみてください。

私が“ピラティス”で感じた変化

やっとここで本題ですが、私が100時間以上練習して得た以前との違いをご紹介します。

胸の後ろの感覚

crop anonymous chiropractor examining spine of fit lady in hospital

ヨガでは肩や肩甲骨の意識をすることがとても多いのですが、その代わり抜けやすいのは肩甲骨の間にある背骨の感覚。私自身も学生時代から腰痛を持っていましたし、ヨガによって腰痛になる人ってとても多いんです。腰を痛めない後屈の感覚というのを、ピラティスによって気づき、練習することができています。

足が軽くなる

woman with white sunvisor running

ピラティスによって、動作の際安定するべきところと動かすべきところを知ることができます。それによって日常生活の無駄な動きを省き、疲れづらい身体になるのです。逆に、日常における無駄な動きの多さを知ることもできました。

便秘の解消

woman suffering from a stomach pain

1番の驚きは便秘の解消効果でした!下っ腹の筋肉の動きを感じ始めた頃から、お腹の調子がよく、明らかにピラティスのお陰!ヨガにおける下っ腹の感覚は「意識しましょう!」というだけで抜けやすい場所なんです。ピラティスならではの“気づき”となりました。

ピラティスの効果=他にもいろいろ

私自身はヨガを元々長くやっているので、その上でも感じられたピラティスの効果をご紹介しました。
ヨガとピラティスは効果として同じものもたくさんあるので、ピラティスで初めて運動をするという方にとっては姿勢の改善や腰痛、肩こり、首こりの解消、ストレス発散など、より多くの変化を感じられるはずです。

最初はきついし、わからないし、難しく感じるかもしれません。それはみんな同じです。
まずは3ヶ月から半年以内に30回以上の受講を目標にしてみてください!
きっと何かが変わるはずです。

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