身体にとってたくさんのいいことが期待されるヨガ。約5000年前から続くヨガですが、近年では科学の進歩によって様々な効果が立証されています。そのうちの一つは自律神経への効果です。
自律神経とは、自動制御装置のようなもの。心臓や腸、呼吸など、意識しなくてもいつの間にか働いている部分の身体機能は全て自律神経によって制御されています。
自律神経の中でも休息時に優位になる副交感神経はヨガのポーズと呼吸によって優位にすることができます。ヨガを行うことで心も身体も力を抜き、リラックスを心がけることで睡眠の質も上がります。
寝る前におすすめな5つのヨガポーズ
クウォータードッグ
四つ這いの姿勢から片肘を枕に、もう片方の腕は伸ばし、上半身を滑り台のように斜め一直線にします。肩が苦しければ伸ばした手を斜め外に伸ばすことで緩めることができます。
苦しくない程度に、胸を落とすような意識で、呼吸に必要な筋肉を緩めましょう。
バナナのポーズ
体側のストレッチです。両手は可能であればマットに付きながら行いましょう。脇の下周りは無意識に凝り固まりやすく、呼吸を浅くします。呼吸を意識的に深く行いながら、体側がマットから浮かないようにして行ってみてください◎
スパインツイスト
肩甲骨はマットに貼り付けたまま、骨盤をツイストします。腰が反りやすいので、背中を丸めるようにすると背中全体にもストレッチを感じられます◎
仰向けバタフライ
股関節を開くポーズです。座り姿勢が多い方には必須。股関節をめぐらせ、下半身全体の緊張を解きます。画像のように両手を耳の横にバンザイで置くことで、胸周り、背中周りのストレッチとしても効果的です。腰を反らないように注意しましょう。
シャバーサナ
疲れたカラダを癒し、深いリラックス状態に導くポーズです。優しく目を閉じて深く呼吸に集中することで副交感神経を優位にし、落ち着いた体の状態にします。
寝る直前のヨガであれば、シャバーサナはベッドの上で行うのもおすすめ◎