昨今ではアメリカを発端に大ブームが起き、韓国アイドルが取り入れていることでも話題のピラティス。日本でもマシンピラティスのスタジオが続々オープンしています。名前はよく聞くけどどんなものなの?ピラティスって何に効く?ヨガとの違いは?そんな疑問にお答えします!
ピラティス って何?
ジョセフ・ピラティス(1880−1967)により生み出された心と身体のバランスを整えるメソッド。
J・ピラティスは生前、彼のメソッドを「コントロロジー」と呼んでいましたが、1990年代になってから”ピラティス”としてアメリカでブームが広まり、現代に伝わったそうです。
体と心のバランス
J・ピラティスは自身の著書の中で体と心のバランスを家に例えています。
不健康な体に健康な精神が宿った状態では素晴らしい家が不安定な土台の上に立っているようなもの。
YOUR HEALTH ジョセフ・ピラティス
健康な体に不健康な心が宿った状態では強固な意志の土台に薄っぺらい紙でできた家が立っているようなもの。
このことからわかるように体と心はどちらかが上ではなく、双方の調和が必要なのです。
ピラティス=身体の取り扱い説明書
ピラティス は”体の使い方の学習”
骨格や小さい筋肉にも意識を向け背骨や体幹を整えることで全身をいい状態に持っていきます。エクササイズ自体は筋トレに近いですが、筋トレよりも深く骨格や筋肉に意識を向けて行うので、より深層の筋肉にもアプローチをかけることができると言えるでしょう。
ヨガと同じように、マットの上で行う”マットピラティス”と専用マシンを使用して行う”マシンピラティス”があります。この二つの違いは、また別の記事にてご紹介します。
ピラティスの期待できる効果3選!
①姿勢改善
ピラティスでは正しい背骨の配列を身につけていきます。それによりスタイルアップだけではなく疲れにくくなったり、体幹が安定したり、腰痛や肩こりを減少させたりと、さまざまな効果が報告されています。
②怪我をしにくい体になる
ピラティスの前進であるコントロロジーは20世紀初頭、ニューヨークのダンサーたちから絶大な信用を得ていました。世界的に有名なバレエダンサーのジョージ・バランシンは教え子が怪我をするとJ・ピラティスの下でリハビリをさせていたと知られています。ピラティスによって身体を丁寧に扱えるようになることで、怪我をしにくい体になります。
③代謝が上がる
ピラティスは基本的に胸式呼吸で行います。これにより、体幹の安定させる筋肉を動員し続けることができます。また、胸式呼吸にも交感神経を優位にする効果があるので、代謝を上げることができるのです。
代謝が上がることでダイエット効果や血流の改善、太りにくい体になるといった変化も感じることができますよ。
ピラティスとヨガの違い
ヨガについてはこちらの記事もおすすめ!
ヨガはストレッチの要素が強く、ピラティスは体幹トレーニングの要素に特化しています。ヨガはポーズで静止するのに対し、ピラティスは流れに乗せた動的なエクササイズであることも一つの特徴です。ヨガは歴史的に東洋医学に近く、チャクラやマントラなど、目に見えない力やスピリチュアル的な要素も好みを分けると言えるでしょう。
★ボディメイクには特にピラティスがおすすめ!
ポーズごとに全身を動かしていくヨガに対して、ピラティスは狙った筋肉を鍛えていくことにも特化しています。もし、理想の体型があるならピラティスでのプライベートレッスンがおすすめです!
ピラティス はこんな人におすすめ!
- ボディメイクをしたい
- 代謝を上げたい
- 姿勢を改善したい
- 筋力(体幹)をつけたい
- 動き続けていたい
ヨガはこんな人におすすめ!
- 心を落ち着かせたい
- 呼吸を深めたい
- 体を伸ばしたい
- やってみたいポーズがある
- スピリチュアルや東洋医学が好き
まとめ
いかがでしたか?
ピラティスとヨガ
同じようなものとして扱われますが実際に内容は全くの別物!
そしてどちらも心と身体を整える素晴らしいメソッドです。
好き・嫌いもありますがどちらも行うことでより多角的に自分を知るきっかけになりますよ♪