ピラティスが向いている人/ヨガが向いている人

pilates-Yoga  PILATES
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ピラティスとヨガ。同じようにマットの上で行うエクササイズとして人気を誇る二つのエクササイズですが違いをわからないって方が実は多いんです!
しかし、実際にやってみると全然違うモノ!そしてヨガ・ピラティスインストラクターである私にとってはどっちも素晴らしいモノだと思っています。

そんな私がピラティスやヨガのレッスンをスタジオで行った時によく聞く言葉があります。

「私はヨガの方が向いているかも〜」

「私、ピラティスの方が好きです!」

好みは結構それぞれ分かれてしまうんですよね💦
この記事ではこれからヨガかピラティスを始めてみたいという方に向けてヨガが向いている人、ピラティスが向いている人を独自の解釈で解説いたします!

後半でも説明しますが、ヨガとピラティスは正しく行うことで似たような効果を得られます。しかし、正しく行うためにはどちらも極める必要があり、初心者にとっては効果を感じづらいのも事実。
ここでは初心者の感じやすい効果を例にしてご説明します★

目的別!こんな人には〇〇が向いてます。

こんな人にはピラティスが向いてる!

マジックサークル

ボディメイクをしたい!(きゅっと割れた腹筋に憧れる★)

ピラティスを本気でやれば腹筋は割れる!と私は感じています。
私自身がヨガでは感じることができず、ピラティスを始めた途端に綺麗にラインが出てきたのが腹直筋の縦ライン。

お腹周りが整うことで下半身の無駄な筋肉が減っていくこともあるので、筋肉太り体質の方には特におすすめです!

腰痛を改善したい!

腰痛は日本人の身体のお悩みランキングでは肩こりと並んで常にトップに入るほど、多くの方が悩まれています。
腰痛の多くの原因は座りっぱなしや立ちっぱなしなどの日常姿勢と腹筋や腰回りの筋肉のバランスです。腹筋と背筋を効果的に鍛えるワークとしてはヨガよりもピラティスの方が優れていると感じています。
ヨガで腰を痛めたインストラクターが、ピラティスでケアをするというのは実は結構多いんです。

運動のパフォーマンスを上げたい(ダンス、ランニング、柔道など)

アスリートがヨガやピラティスを行っているというのは多くの雑誌やニュースで取り上げられます。ピラティスは身体の使い方の再教育という面があるため運動パフォーマンスを上げるという点ではピラティスがおすすめです。

こんな人にはヨガが向いてる!

カポタアサナ

メンタルや自律神経を整えたい

ヨガは運動でありつつ、瞑想の一種だと思ってください。ストレスの軽減や自律神経への働きなど、瞑想の効果は世界中で多くの研究によって証明されてきました。レッスンの最後にほぼ必ず瞑想の要素が組み込まれるのもヨガの大きな特徴です。

肩こりを改善したい!

腰痛と同じく、多くの方が悩まれている肩こり!
ピラティスでも姿勢が改善するため肩こり改善効果と言われますが、実際にピラティスよりもヨガの方が腕を回したり肩を伸ばしたりと、肩周りを大きく使う動きが多いのも事実です。

寝る前に運動を取り入れたい

ピラティスは胸式呼吸で行うため、交感神経が優位になりやすいのも特徴の一つ。
ヨガではレッスンの最後に瞑想の要素が入るため副交感神経が優位になりやすく、特にオンラインでのレッスンなどで夜の受講を希望される方はヨガがおすすめです★

ピラティスとヨガの違い

マットの上で行うエクササイズといった点で似たようなものと思われがちですが、実は全然違うモノ。ほうれん草と小松菜ぐらい違います!といってもわかりづらいと思いますのでいくつかの違いを具体的にご紹介します。

発祥の違い

ヨガは今から約5000年前、インドで行われていた瞑想法をもとに作られたと言われています。
実際にブームが起こったのは20世紀に入ってからアメリカでブームとなり、エクササイズとして一般的に知れ渡るようになりました。

ピラティスは第一次世界大戦の時、ジョセフ・ピラティスという人が捕虜収容所のベッドでリハビリとして開発されました。その当時は「コントロロジー」という名前でエクササイズを行っていました。その後ジョセフ・ピラティスはアメリカで「コントロロジー」のためのスタジオを持ち、ジョージ・バランシンをはじめとした多くのバレリーナやダンサーに愛されたエクササイズです。
ジョセフ・ピラティスの死後、彼の弟子たちによって「ピラティス」に名前を変えて現代ニューヨークでセレブやスポーツ選手たちからの人気が爆発し、現代にまで伝わることになりました。

目的の違い

ヨガは瞑想をすることを最終目的としているため、エクササイズは本来瞑想に向かうための準備体操のようなモノ。なのでレッスン終了前には多くの場合において「シャバーサナ」という瞑想を行います。

ピラティスは身体にフォーカスして心や魂を整えるとしています。なので身体へのアプローチがとても細かいのが特徴です。

動きの違い

ピラティスは胸式呼吸、ヨガは完全呼吸腹式呼吸。多く使われる呼吸法が違います。
ピラティスは動的、ヨガは静的。ピラティスは振り付け的な要素もあります。

ピラティスとヨガの共通点

身体から心へ、心から魂へ。

身体を整えることで心を整え、心を整えることで魂までいい状態を保つ(Well-Being)ことをどちらも重要視しています。

同じ動きもある!

ピラティスを開発したジョセフ・ピラティスは身体に関してのプロでした。彼は彼自身のエクササイズを作る時、ヨガを参考にした部分もあると言われています。ヨガとピラティスが似ている動きをしているのはそのためでもあります。

姿勢改善にはどちらも即効性あり!

姿勢は全ての基準!ヨガでもピラティスでも、どちらも背骨への意識はとても大切にされています。レッスンで得た感覚を日常生活でも意識することができれば、基礎代謝もアップしてダイエットなどにも効果的♪

ブームの火付け役はアメリカ・ニューヨーク

ヨガの発祥はインドですが、世界的なブームを起こしたのはアメリカでのブームがあったからと言われています。フィットネスとして行われるヨガポーズの多くはアメリカで作られたものとも言われたりします。ヨガインストラクターが取得する代表的な資格「RYT200」は全米ヨガアライアンスのもの。ある意味アメリカのエクササイズです!

ジョセフ・ピラティスはドイツ人ですが、アメリカ・ニューヨークにスタジオを構え、そのエクササイズは多くのダンサーやニューヨークセレブたちに愛されました。

ピラティスとヨガ どちらが難しい?

ハンドレッド

ピラティスとヨガってどっちが難しいの?とは多くある質問ですが、これはとても難しい問題です。インストラクターとの相性、教室の方針との相性、ご本人の体質や運動経験によるというのが正直なところ。

例)バレエ経験のある方は動きのリズムなど、ピラティスの方が心地よく感じるという方が多いです。バレエとヨガでは足の使い方などの面で違いが多いため、それを良いと感じる方、それを苦手と感じる方、それぞれいらっしゃいます。

私自身、どっちのクラスも開催していますが「ヨガの方が〜」「ピラティスの方が〜」といただくご意見はさまざまです。なぜそんなことが起きるのでしょうか?

ピラティスの方が難しいと感じる人

早い動きについていけない人や、一定の強度がある動きをできないと感じて諦めてしまう人、細やかな体の感覚を感じるのが苦手な人にはとても難しく感じられます。

ヨガの方が難しいと感じる人

深い呼吸が苦手、レッスン中に他のことを考えてしまう、柔軟性の極端に低い人にとってはヨガは難しく感じるかもしれません。

ピラティスとヨガ どっちの強度が高い?

強度に関しても、感じ方は人それぞれ。インストラクターによってもさまざまな強度があります。

ヨガは強度の幅が広い!

ヨガはリストラティブヨガ、陰ヨガ、リラックスヨガなどほとんど動かないものからパワーヨガ、アクティブヨガ、ダイナミックヨガ、フローヨガなどの名前で大きく動く有酸素運動のクラスがあります。

ベーシッククラス、ビギナークラス、などは全員ができるように身体に合わせたやり方でポーズを簡略化することもあるので、簡単に感じる場合もあるかもしれません。

逆に、ある程度動ける方の場合はご自身にピッタリあった強度のレッスンを見つけるのが大変かもしれません。インストラクターとの相性はとても大切です。

ピラティスはビギナークラスでもきつい!

ピラティスは“ビギナー”という名前でも一定の強度があります。初心者は一定の動きを「できない」と感じるものもあります。しかし、できないことをできるようにしてくことがレッスンの醍醐味だと考えることが大切です。

ピラティスとヨガ どちらが向いている?

今では多くのフィットネスジムやヨガスタジオ、ピラティススタジオで、ヨガレッスンもピラティスレッスンも体験することができます。
迷われた場合はぜひ、一度でもレッスンを受講してみてください!

また、私が一番大切だと思うのはインストラクターとの相性です。
強度や難度、伝え方など「この先生のわかりやすい!」と思える方と出会うことで苦手意識が軽減できるかもしれません。

グループレッスンで効果を感じられなかったり、できない感覚があればプライベートレッスンもおすすめです。あなたのやりやすい方法を見つけてみてください♪

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